脂漏性角化症(老人性イボ)|名古屋で老人性イボ・盛り上がったシミが気になる方へ
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、年齢とともに増えやすい良性の皮膚腫瘍です。「老人性イボ」「老人性疣贅」と呼ばれることもあります。
顔や頭皮、首、背中などにできやすく、
「茶色いシミが盛り上がってきた」
「顔にイボのようなものが増えてきた」
「頭皮に茶色や黒っぽいできものがある」
「ほくろなのか老人性イボなのかわからない」
といった症状から気づくことがあります。
脂漏性角化症の多くは良性ですが、ほくろや一般的なイボ、皮膚がんなどと見た目が似ることもあります。
あいちビューティークリニックでは、脂漏性角化症をはじめとした皮膚のできものについて診察し、状態に応じた治療をご提案します。
脂漏性角化症(老人性イボ)とは?
脂漏性角化症は、皮膚の表面に生じる良性腫瘍の一つです。
「老人性イボ」という呼び名から高齢者だけにできるものと思われがちですが、中年以降に多くなり、比較的若い年代でもみられることがあります。
最初は平らなシミのように見えていても、徐々に厚みを増し、表面がザラザラしたイボのようになることがあります。
色も肌色から薄茶色、茶色、黒っぽいものまでさまざまです。
一つだけできることもあれば、顔や首、身体などに複数生じる場合もあります。
脂漏性角化症の見た目・症状
脂漏性角化症にはさまざまな見た目があります。
代表的には、
- 茶色や黒っぽいできもの
- 肌色の盛り上がり
- シミのような平らな病変
- 表面がザラザラしたイボ
- 徐々に厚みが出てきたシミ
- 境界が比較的はっきりしたできもの
などとしてみられることがあります。
大きさも数mm程度の小さなものから、それ以上の大きさになるものまでさまざまです。
通常は強い痛みを伴いませんが、衣類との摩擦などによって刺激されると、かゆみや違和感を感じることがあります。
ただし、見た目だけで脂漏性角化症と診断することはできません。
「老人性イボだと思っていたら別のできものだった」という可能性もあるため、気になる病変は医師に確認してもらうことが大切です。
脂漏性角化症の原因
脂漏性角化症ができる原因には、加齢や紫外線、体質・遺伝的要因などが関係すると考えられています。
加齢
脂漏性角化症は年齢とともに増える傾向があります。
そのため「老人性イボ」と呼ばれていますが、必ずしも高齢になってから初めて現れるわけではありません。
30代など比較的若い年代からみられることもあります。
紫外線
紫外線を長期間浴びることも、脂漏性角化症の発生に関係すると考えられています。
そのため、顔など日光に当たりやすい場所にできることがあります。
一方で、背中やお腹など紫外線が当たりにくい場所にも発生します。
体質・遺伝的要因
脂漏性角化症のできやすさには個人差があります。
家族に脂漏性角化症が多いなど、遺伝的な要因が関係する場合もあると考えられています。
脂漏性角化症ができやすい場所
脂漏性角化症は身体のさまざまな場所にできます。
特に、
- 顔
- こめかみ
- 額
- 頭皮
- 首
- 胸
- お腹
- 背中
などでみられます。
顔にできると「シミが盛り上がってきた」、頭皮では「髪を洗っているときにイボのようなものに触れた」といったことから気づく場合があります。
また、背中は自分では見えにくいため、家族から指摘されて初めて気づくこともあります。
脂漏性角化症は若い人・20代にもできる?
脂漏性角化症は年齢とともに増える傾向がありますが、若い方にまったくできないわけではありません。
比較的若い年代から生じるケースもあります。
そのため、「まだ若いから老人性イボではない」と年齢だけで判断することはできません。
一方、若い方にイボのようなものができた場合、ウイルス性のイボなど別の疾患である可能性もあります。
年齢だけで自己判断せず、気になるできものがある場合には診察を受けてください。
脂漏性角化症とシミの違い
脂漏性角化症は「盛り上がったシミ」のように見えることがあります。
特に初期では平らな色素斑のように見え、徐々に厚みが出てくる場合があります。
一般的なシミの一つである老人性色素斑などとは異なる病変ですが、両方が同じ場所にみられることもあります。
また、見た目だけでは判断しにくいケースもあります。
「以前からあったシミが盛り上がってきた」という場合には、一度診察を受けることをおすすめします。
脂漏性角化症とほくろの違い
脂漏性角化症とほくろは、どちらも茶色や黒っぽく見えることがあり、盛り上がる場合もあります。
そのため、患者様自身では見分けにくいことがあります。
脂漏性角化症は表面がザラザラしたり、皮膚に貼り付いたように見えたりすることがありますが、すべてが典型的な見た目になるわけではありません。
「昔からあるほくろだと思っていた」「最近できた老人性イボだと思っていた」と自己判断せず、形や色、大きさなどに気になる変化がある場合には医療機関を受診してください。
脂漏性角化症と一般的なイボの違い
一般に「イボ」と呼ばれる病変には、さまざまな種類があります。
脂漏性角化症は加齢などに関連する良性腫瘍であり、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって生じる尋常性疣贅などのウイルス性イボとは異なります。
そのため、治療方法も同じとは限りません。
イボの種類を診断したうえで、適切な治療方法を検討する必要があります。
脂漏性角化症と皮膚がんの違い
脂漏性角化症の多くは良性です。
しかし、茶色や黒色を呈する皮膚腫瘍の中には、悪性黒色腫(メラノーマ)など悪性のものも存在します。
また、その他の皮膚がんが脂漏性角化症に似た見た目を示すこともあります。
特に、
- 急に大きくなった
- 形が変わってきた
- 色が急に濃くなった
- 色がまだらになっている
- 出血する
- 潰瘍のようになっている
- 急に症状が変化した
などの場合には、自己判断せず受診してください。
脂漏性角化症はがんになる?
脂漏性角化症そのものは、基本的には良性の皮膚腫瘍です。
重要なのは、「脂漏性角化症だと思っているものが本当に脂漏性角化症なのか」という点です。
見た目が似ている別の皮膚腫瘍も存在するため、特に急激な変化がみられる場合には医師による診断が重要です。
脂漏性角化症の診断・検査
診察では、病変の色や形、大きさ、盛り上がり、表面の状態などを確認します。
必要に応じて、ダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡を用いて病変を詳しく観察することがあります。
皮膚がんなどとの鑑別が必要な場合には、組織を採取・切除して病理組織検査を行うこともあります。
必要となる検査は病変の状態によって異なります。
脂漏性角化症は自然に取れる?
脂漏性角化症が摩擦などによって一部剥がれ、「自然に取れた」と感じることがあります。
しかし、脂漏性角化症は基本的に自然治癒を期待する病変ではありません。
また、自分で剥がしたり削ったりすると、出血や炎症、感染、傷跡などにつながる可能性があります。
「取れそうだから」と無理に触らないようにしてください。
脂漏性角化症を自分で取ってもいい?
脂漏性角化症を自分で切る、削る、針を刺すなどの処置は避けてください。
自己処置には、
- 出血
- 細菌感染
- 炎症
- 色素沈着
- 傷跡
などのリスクがあります。
さらに重要なのは、患者様自身が「脂漏性角化症」と思っている病変が、実際には別の疾患である可能性があることです。
診断されていないできものを自己判断で取ることはおすすめできません。
脂漏性角化症はイボコロリで取れる?
市販のイボ治療薬について、「脂漏性角化症にも使えるのでは?」と考える方がいます。
しかし、「イボ」と呼ばれる病変はすべて同じ病気ではありません。
市販薬には使用できる部位や対象となる症状に制限があります。
特に顔や首などへの自己判断での使用は、皮膚トラブルにつながる可能性があります。
脂漏性角化症と思われる病変がある場合には、市販薬を使用する前に医師の診察を受けることをおすすめします。
脂漏性角化症は市販薬や塗り薬で治る?
脂漏性角化症を確実に除去できる一般的な市販の塗り薬はありません。
「ハトムギ」「ヨクイニン」「化粧水」などについて検索される方も多いですが、脂漏性角化症そのものを確実に取り除けるとは限りません。
病変を除去したい場合には、まず診断を受け、適切な治療方法を相談してください。
脂漏性角化症の治療方法
脂漏性角化症の治療には、病変の大きさや厚み、発生部位などに応じて複数の方法があります。
代表的な治療として、
- 液体窒素による凍結療法
- 炭酸ガスレーザーなどによる治療
- 外科的切除
などがあります。
それぞれメリットや注意点が異なり、すべての脂漏性角化症に同じ方法が適しているわけではありません。
また、病変の見た目によっては、除去する前に悪性腫瘍などとの鑑別を優先することがあります。
診察したうえで適切な治療方法を検討します。
液体窒素による治療
液体窒素を用いて病変を凍結し、治療する方法があります。
治療後には赤みや水ぶくれ、かさぶたなどが生じることがあります。
一度の治療ですべて除去できるとは限らず、状態によって複数回の治療が必要になる場合があります。
また、治療後に色素沈着や色素脱失などが残る可能性があります。
炭酸ガスレーザーによる治療
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使用して、盛り上がった病変を除去する方法があります。
病変の大きさや厚さ、部位などによって適応を判断します。
治療後には赤みやかさぶたなどが生じ、その後一時的な色素沈着がみられる場合があります。
レーザー治療が適しているかどうかについては、診察による判断が必要です。
外科的に切除する治療
病変の大きさや形状、悪性腫瘍との鑑別が必要な場合などには、外科的な切除が検討されることがあります。
切除した組織を病理組織検査に提出することで、詳しい診断につなげることもできます。
治療方法は病変の状態によって異なります。
脂漏性角化症の治療後の経過
治療方法によって経過は異なります。
治療後には、
- 赤み
- 腫れ
- かさぶた
- 色素沈着
- 一時的な色の変化
などがみられることがあります。
特に顔など目立つ場所では、病変を取った直後に完全に正常な皮膚色へ戻るわけではありません。
治療後のケアについては、医師の指示に従ってください。
脂漏性角化症は再発する?
治療した病変が再び目立つようになる場合があります。
また、治療した場所とは別の部位に新しい脂漏性角化症が生じることもあります。
脂漏性角化症は年齢とともに増える傾向があるため、「一度治療したら身体のどこにも二度とできない」というものではありません。
脂漏性角化症を予防するには?
脂漏性角化症の発生を完全に防ぐ方法はありません。
ただし、紫外線が発生要因の一つと考えられているため、日常的な紫外線対策は皮膚の健康を守るうえでも重要です。
外出時には、
- 日焼け止めを使用する
- 帽子を着用する
- 日傘を利用する
- 強い紫外線を長時間浴びない
などを意識するとよいでしょう。
ただし、紫外線対策をしていても脂漏性角化症ができることはあります。
脂漏性角化症は何科を受診する?
脂漏性角化症などの皮膚のできものは、皮膚科などで相談できます。
大切なのは、自分で「ただの老人性イボ」と判断しないことです。
特に黒っぽい病変や急速に変化している病変については、皮膚がんなど他の疾患との鑑別が必要になる場合があります。
「シミなのかイボなのかわからない」という段階でも受診できます。
このような老人性イボ・できものはご相談ください
次のようなお悩みがある場合には、一度医療機関での診察をご検討ください。
- 顔に茶色いイボがある
- シミが盛り上がってきた
- 頭皮にイボのようなものがある
- 首に小さなイボが増えてきた
- 背中に黒っぽいできものがある
- イボが大きくなってきた
- かゆみがある
- 衣服に引っかかる
- 出血する
- ほくろとの違いがわからない
- 皮膚がんではないか心配
- 脂漏性角化症を除去したい
特に急速に大きくなったり、色や形が変化したりしている場合には、早めに医療機関を受診してください。
名古屋で脂漏性角化症(老人性イボ)についてお悩みなら、あいちビューティークリニックへ
脂漏性角化症は、年齢とともに増えやすい良性の皮膚腫瘍です。
顔や頭皮、首、背中などさまざまな場所に生じ、シミやほくろ、一般的なイボなどと見分けにくい場合があります。
また、黒っぽいできものの中には、医師による鑑別が必要な皮膚腫瘍も存在します。
「老人性イボだから大丈夫だろう」
「市販薬で自分で取ってみよう」
と判断する前に、まず病変が何なのかを確認することが大切です。
あいちビューティークリニックでは、脂漏性角化症をはじめとした皮膚のできものについて診察し、状態に応じた治療をご提案します。
名古屋で、
「顔の老人性イボを取りたい」
「盛り上がったシミが気になる」
「脂漏性角化症かどうか診てもらいたい」
「黒いできものが良性なのか心配」
とお悩みの方は、あいちビューティークリニックへご相談ください。
脂漏性角化症についてよくある質問
脂漏性角化症は老人性イボと同じですか?
一般的に脂漏性角化症は「老人性イボ」「老人性疣贅」などと呼ばれます。年齢とともに増えやすい良性の皮膚腫瘍です。
脂漏性角化症は若い人にもできますか?
はい。年齢とともに増える傾向がありますが、比較的若い年代でもみられることがあります。
脂漏性角化症はがんですか?
脂漏性角化症自体は基本的に良性です。ただし、見た目が似ている別の皮膚腫瘍があるため、気になる変化がある場合には診察を受けてください。
脂漏性角化症を自分で取ってもいいですか?
おすすめできません。出血、感染、傷跡などの原因になる可能性があります。また、本当に脂漏性角化症なのか診断することも重要です。
脂漏性角化症にイボコロリは使えますか?
自己判断での使用はおすすめできません。「イボ」と呼ばれる病変にはさまざまな種類があり、市販薬には使用できる症状や部位に制限があります。特に顔などへの自己使用は避け、医師に相談してください。
脂漏性角化症は市販薬で治せますか?
脂漏性角化症そのものを確実に除去できる一般的な市販薬はありません。除去を希望する場合には医療機関に相談してください。
脂漏性角化症は放置しても大丈夫ですか?
良性と診断され、症状がなければ経過観察となる場合があります。ただし、大きくなったり衣服に引っかかったりすることがあります。また、未診断の病変は別の疾患である可能性もあるため、一度診察を受けることをおすすめします。
脂漏性角化症は液体窒素で治療できますか?
液体窒素による凍結療法は治療方法の一つです。病変の大きさや部位などによって適した治療方法は異なります。
脂漏性角化症はレーザーで取れますか?
炭酸ガスレーザーなどによる治療が選択肢になる場合があります。適応については病変の状態を確認したうえで判断します。
脂漏性角化症とほくろはどう見分けますか?
色や表面の状態などに違いがみられる場合がありますが、患者様自身が正確に判断することは困難です。黒っぽい病変や変化している病変は医師による診断を受けてください。