汗疱状湿疹(汗疱・異汗性湿疹)|名古屋で手足の水ぶくれ・ぶつぶつが気になる方へ
汗疱状湿疹は、手のひらや指、足の裏などに小さな水ぶくれやぶつぶつが現れる皮膚疾患です。
「汗疱(かんぽう)」「異汗性湿疹」と呼ばれることもあります。
「指に透明なぶつぶつができた」
「手のひらに小さな水ぶくれがたくさんある」
「足の裏にぶつぶつができて水虫かもしれない」
「かゆくて掻いているうちに皮がむけてきた」
「治っても何度も繰り返す」
といった症状で気づくことがあります。
汗疱状湿疹は感染症ではありませんが、手足に水ぶくれや皮むけが生じるため、水虫など他の皮膚疾患と見分けにくいことがあります。
あいちビューティークリニックでは、手足の水ぶくれや湿疹などの皮膚症状について診察し、症状に応じた治療をご提案します。
汗疱状湿疹とは?
汗疱状湿疹は、主に手のひら、手指、足の裏などに小さな水ぶくれが生じる皮膚疾患です。
小さな水疱が複数現れ、強いかゆみを伴うことがあります。
水ぶくれが乾燥すると、皮がむけたり、カサカサした状態になったりします。
症状が軽い場合には自然に落ち着くこともありますが、炎症が強くなると赤みやかゆみ、痛みなどを伴うことがあります。
また、一度改善しても再発を繰り返す方もいます。
「汗疱」と「汗疱状湿疹・異汗性湿疹」の違い
似た意味で使われることが多い言葉ですが、厳密には症状の状態によって呼び方が異なることがあります。
手足に小さな水疱が生じ、炎症があまり目立たない状態を「汗疱」と呼び、赤みやかゆみなど湿疹性の炎症を伴った状態を「異汗性湿疹」「汗疱状湿疹」などと呼ぶことがあります。
実際には関連した病態として扱われることも多く、患者様自身が名称を判断する必要はありません。
手や足に繰り返す水ぶくれや湿疹がある場合にはご相談ください。
汗疱状湿疹の主な症状
汗疱状湿疹では、次のような症状がみられることがあります。
- 指に小さな水ぶくれができる
- 指の側面に透明なぶつぶつができる
- 手のひらに小さな水疱が多数できる
- 足の裏や足の指に水ぶくれができる
- 強いかゆみがある
- ヒリヒリした痛みがある
- 水ぶくれが破れる
- 皮がむける
- 赤くなる
- 乾燥してひび割れる
- 症状を繰り返す
小さな水疱同士が集まり、大きな水ぶくれのようになる場合もあります。
指にできる透明なぶつぶつは汗疱状湿疹?
汗疱状湿疹でよくみられる症状の一つが、指に現れる小さな透明のぶつぶつです。
特に指の側面などに、皮膚の内側へ小さな水滴が入っているような水疱が複数現れることがあります。
その後、水疱が乾燥すると皮がむけてくることがあります。
ただし、指にできる水疱やぶつぶつには、汗疱状湿疹以外の原因もあります。
見た目だけで自己判断せず、症状が続いている場合には診察を受けることをおすすめします。
汗疱状湿疹ができやすい場所
汗疱状湿疹は、主に手足に生じます。
特に、
- 手のひら
- 指
- 指の側面
- 指先
- 足の裏
- 足の指
などにみられます。
手の甲や足の甲まで炎症が広がってみえる場合もあります。
一方、汗疱状湿疹は主に手足に生じる疾患です。
顔や背中など手足以外の場所に水疱や湿疹がみられる場合には、別の皮膚疾患も考える必要があります。
汗疱状湿疹の原因
汗疱状湿疹の原因は完全には明らかになっていません。
一つの原因だけで発症するというより、さまざまな要因が関係すると考えられています。
汗との関係
汗疱という名前の通り、発汗との関連が指摘されています。
春から夏など汗をかきやすい時期に症状が出たり、悪化したりする方もいます。
ただし、単純に「汗が皮膚の中にたまった病気」というわけではありません。
皮膚への刺激
水仕事や洗剤、消毒液などによる刺激が手の皮膚へ繰り返し加わることで、症状が悪化する場合があります。
特に手湿疹を併発している場合には、刺激を減らすことも重要です。
金属アレルギーなどとの関連
一部では、ニッケルやコバルトなどの金属に対するアレルギーとの関連が指摘されています。
ただし、汗疱状湿疹があるからといって、すべての方に金属アレルギーがあるわけではありません。
アトピー性皮膚炎など
アトピー性皮膚炎など、皮膚のバリア機能に問題を抱えている方にみられることがあります。
ストレスや体調
ストレスや疲労などをきっかけに症状が悪化したと感じる方もいます。
ただし、ストレスだけを汗疱状湿疹の直接的な原因と断定することはできません。
汗疱状湿疹は春・夏に悪化する?
汗疱状湿疹は、春から夏にかけて症状が現れたり悪化したりすることがあります。
気温が上がって汗をかきやすくなることなどが関係すると考えられています。
一方で、季節に関係なく症状が出る方もいます。
冬でも手荒れや乾燥などが加わり、湿疹症状が続くことがあります。
汗疱状湿疹はうつる?
汗疱状湿疹は感染症ではないため、基本的に人から人へうつる病気ではありません。
手をつないだり、患部に触れたりしたことによって汗疱状湿疹そのものが感染することはありません。
ただし、よく似た症状を示す疾患の中には、水虫など感染するものがあります。
「うつらない汗疱だろう」と自己判断せず、特に足に症状がある場合には鑑別が重要です。
汗疱状湿疹と水虫の違い
汗疱状湿疹と間違われやすい疾患の一つが、水虫(白癬)です。
どちらも、
- 足の裏に水ぶくれができる
- 皮がむける
- かゆみがある
- 足の指に症状が出る
など、似た症状を示すことがあります。
大きな違いは、水虫が白癬菌という真菌による感染症であるのに対して、汗疱状湿疹は感染症ではないことです。
しかし、見た目だけで両者を正確に区別することが難しいケースがあります。
水虫が疑われる場合には、皮膚の一部を採取して顕微鏡などで真菌の有無を調べる検査を行うことがあります。
治療方法が異なるため、自己判断で薬を使用し続けるよりも、まず診断を受けることが大切です。
汗疱状湿疹と掌蹠膿疱症の違い
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)も、手のひらや足の裏に症状が現れる疾患です。
掌蹠膿疱症では、小さな膿疱が繰り返し現れ、赤みや皮むけなどを伴うことがあります。
汗疱状湿疹でも水疱が多数できるため、患者様自身では見分けにくい場合があります。
手のひらや足の裏の症状が長期間続いている場合には、一度医師による診断を受けてください。
汗疱状湿疹と手湿疹の違い
手湿疹は、水仕事や洗剤、消毒剤、摩擦などさまざまな刺激によって起こる手の湿疹の総称です。
赤み、乾燥、かゆみ、ひび割れなどがみられます。
一方、汗疱状湿疹では小さな水疱が特徴的にみられることがあります。
ただし、両方の状態が重なっているケースもあります。
手荒れだと思って市販のハンドクリームだけを使っていても改善しない場合には、診察を受けることをおすすめします。
汗疱状湿疹と接触皮膚炎の違い
接触皮膚炎は、皮膚に触れた物質による刺激やアレルギー反応によって起こる湿疹です。
洗剤、ゴム製品、金属、化粧品など、さまざまなものが原因になる可能性があります。
汗疱状湿疹と似た症状になる場合や、両方が関係している場合もあります。
特定の物に触れると繰り返し悪化する場合には、その原因について検討することがあります。
汗疱状湿疹は自然に治る?
軽い汗疱では、水疱が徐々に乾燥し、皮がむけながら自然に落ち着くことがあります。
一方、炎症が強くなって汗疱状湿疹となると、強いかゆみや赤み、皮むけなどが続く場合があります。
また、一度改善しても繰り返すことがあります。
症状が強い場合や何度も再発する場合には、医療機関で治療を受けることをおすすめします。
汗疱状湿疹はどれくらいで治る?
症状の程度や治療内容によって異なります。
軽い場合には時間の経過とともに水疱が乾燥し、皮がむけて改善していくことがあります。
一方、炎症が強い場合や刺激が繰り返し加わっている場合には長引くことがあります。
「何日で必ず治る」と一概にはいえません。
治療を続けても改善しない場合には、診断が合っているか、別の皮膚疾患が隠れていないかを確認することも重要です。
汗疱状湿疹は水ぶくれを潰してもいい?
水ぶくれを自分で潰すことはおすすめできません。
無理に潰したり皮をむいたりすると、皮膚のバリア機能がさらに低下し、炎症が悪化する可能性があります。
また、傷口から細菌が入り、二次感染を起こすこともあります。
気になってもできるだけ触らず、適切な治療を受けてください。
汗疱状湿疹の診断・検査
診察では、
- 水疱の大きさや状態
- 発生している場所
- 赤みや皮むけの有無
- かゆみや痛み
- いつから症状があるか
- 繰り返しているか
- 水仕事など皮膚への刺激
- 他のアレルギー疾患の有無
などを確認します。
足の症状などで水虫との鑑別が必要な場合には、皮膚を採取して真菌の有無を調べる検査を行うことがあります。
症状によっては、接触皮膚炎など他の疾患について検討することもあります。
汗疱状湿疹の治療
治療は、現在の炎症やかゆみを抑えることと、皮膚への刺激をできるだけ減らすことが基本となります。
症状に応じて、
- ステロイド外用薬
- 保湿剤
- かゆみを抑える薬
などが使用されることがあります。
必要な薬や強さは、症状や使用部位などによって異なります。
自己判断で長期間同じ薬を使い続けるのではなく、症状に合わせて治療することが大切です。
ステロイド外用薬による治療
赤みやかゆみなど炎症が強い場合には、ステロイド外用薬が使用されることがあります。
ステロイド外用薬には強さの違いがあり、症状の程度や使用する部位などによって適した薬が異なります。
「ステロイドだから怖い」と自己判断で必要な治療を避けたり、逆に強い薬を長期間自己判断で使用したりすることはおすすめできません。
医師の指示に従って使用してください。
保湿剤によるスキンケア
水疱が落ち着いた後に皮がむけたり、乾燥したりすることがあります。
皮膚のバリア機能を保つために、症状に応じて保湿剤を使用します。
特に手洗いや水仕事が多い方は、皮膚が乾燥しやすいため注意が必要です。
ただし、炎症が強い時期には保湿だけでは十分ではない場合があります。
汗疱状湿疹に市販薬は使える?
軽い湿疹に使用できる市販薬もありますが、汗疱状湿疹だと思っている症状が、本当に汗疱状湿疹とは限りません。
特に足の場合、水虫との区別が重要です。
水虫に対する薬と湿疹に対する薬では治療方法が異なります。
「市販薬を使っているけれど治らない」
「塗ると一時的によくなるが繰り返す」
という場合には、皮膚科などで診断を受けてください。
汗疱状湿疹にハンドクリームは使える?
乾燥を伴っている場合には、保湿剤やハンドクリームによるスキンケアが役立つことがあります。
ただし、ハンドクリームは炎症そのものを治療する薬ではありません。
赤みや強いかゆみ、水疱が多数ある場合には、保湿だけでは改善しないことがあります。
また、製品に含まれる成分が刺激になる場合もあるため、塗ると悪化する場合には使用を中止してご相談ください。
汗疱状湿疹がかゆいときの対処法
強いかゆみがあると、つい掻いてしまいます。
しかし、掻くことで皮膚が傷つくと炎症がさらに悪化し、またかゆくなるという悪循環につながります。
かゆみが強い場合には、
- 患部を掻かない
- 水疱を潰さない
- 過度な刺激を避ける
- 必要に応じて患部を軽く冷やす
- 医師から処方された薬を適切に使用する
などを心がけましょう。
水仕事・手洗いで気をつけること
手に汗疱状湿疹がある場合、水や洗剤への接触が刺激になることがあります。
日常生活では、
- 熱いお湯を避ける
- 強い洗剤へ直接触れる時間を減らす
- 手洗い後はやさしく水分を拭き取る
- 必要に応じて保湿する
- 水仕事では適切に手袋を利用する
など、手への刺激を減らすことが大切です。
ただし、ゴム手袋などの素材が刺激やアレルギーの原因となる場合もあります。
手袋をすると悪化する場合には医師へ相談してください。
汗疱状湿疹が治らない・繰り返す原因は?
汗疱状湿疹は再発することがあります。
また、「汗疱状湿疹だと思って治療しているのに治らない」という場合には、
- 水や洗剤などの刺激が続いている
- 掻き壊している
- 接触皮膚炎を併発している
- 水虫など別の疾患である
- 治療が現在の症状に合っていない
など、さまざまな可能性があります。
長期間治らない場合には、同じ自己処置を続けるのではなく、一度診断を見直すことが重要です。
汗疱状湿疹を予防するには?
汗疱状湿疹を完全に予防する方法はありませんが、皮膚への刺激を減らすことは再発や悪化を防ぐうえで重要です。
日常生活では、
- 手足を清潔に保つ
- 汗をかいた状態を長時間放置しない
- 水仕事による刺激を減らす
- 洗剤などへ直接触れる時間を減らす
- 手洗い後に保湿する
- 水疱を潰さない
- 掻き壊さない
などを心がけましょう。
症状が出やすい季節や状況を把握しておくことも役立ちます。
汗疱状湿疹は何科を受診する?
手や足に繰り返す水ぶくれや湿疹がある場合には、皮膚科などで相談できます。
特に、
- 強いかゆみがある
- 痛みがある
- ジュクジュクしている
- 水ぶくれが増えている
- 皮がむけている
- 市販薬を使っても治らない
- 何度も繰り返している
- 水虫との違いがわからない
という場合には受診をおすすめします。
このような手足のぶつぶつ・水ぶくれはご相談ください
次のような症状がある場合には、一度医療機関での診察をご検討ください。
- 指に透明なぶつぶつができた
- 指の側面に小さな水疱がある
- 手のひらに水ぶくれがある
- 足の裏に小さな水ぶくれがある
- 足の指にぶつぶつがある
- 水疱がかゆい
- 水疱が痛い
- 皮がむけてきた
- 手荒れがなかなか治らない
- 水虫なのか汗疱なのかわからない
- 市販薬を使用しても改善しない
- 春や夏になると繰り返す
- 一度治っても何度も再発する
症状が強い場合や長期間続いている場合には、早めに受診してください。
名古屋で汗疱状湿疹についてお悩みなら、あいちビューティークリニックへ
汗疱状湿疹は、手のひらや指、足の裏などに小さな水ぶくれが現れる皮膚疾患です。
かゆみや赤みを伴ったり、水疱が乾燥した後に皮がむけたりすることがあります。
また、一度改善しても繰り返す場合があります。
特に足に症状がある場合には、水虫など別の疾患との鑑別も重要です。
「汗疱だと思うから市販薬で様子をみよう」
「水虫だと思って水虫薬を塗っている」
と自己判断するのではなく、症状が続いている場合には何の疾患なのか確認することが大切です。
あいちビューティークリニックでは、汗疱状湿疹をはじめとした皮膚症状について診察し、状態に応じた治療をご提案します。
名古屋で、
「指の透明なぶつぶつが気になる」
「手のひらの水ぶくれがかゆい」
「足の裏に水疱ができている」
「汗疱状湿疹が何度も繰り返す」
「水虫との違いを診てもらいたい」
とお悩みの方は、あいちビューティークリニックへご相談ください。
汗疱状湿疹についてよくある質問
汗疱状湿疹はうつりますか?
汗疱状湿疹は感染症ではないため、基本的に人から人へうつる病気ではありません。ただし、水虫など似た症状を示す感染症もあるため、診断が重要です。
汗疱状湿疹の原因は汗ですか?
発汗との関連が指摘されていますが、原因は完全には明らかになっていません。皮膚への刺激やアレルギーなど複数の要因が関係すると考えられています。
指にできる透明なぶつぶつは汗疱ですか?
汗疱では、指の側面などに小さな透明の水疱が生じることがあります。ただし、似た症状を示す別の疾患もあるため、見た目だけで確定することはできません。
汗疱状湿疹と水虫はどう見分けますか?
どちらも水ぶくれや皮むけを起こすことがあり、見た目だけでは判断しにくい場合があります。必要に応じて皮膚を採取し、白癬菌の有無を確認します。
汗疱状湿疹は自然に治りますか?
軽い汗疱では自然に水疱が乾燥して落ち着く場合があります。一方、炎症やかゆみが強い場合、繰り返す場合には治療が必要になることがあります。
汗疱状湿疹の水ぶくれは潰してもいいですか?
自分で潰すことはおすすめできません。炎症の悪化や細菌感染につながる可能性があります。
汗疱状湿疹にはどんな薬を使いますか?
症状に応じてステロイド外用薬や保湿剤、かゆみを抑える薬などが使用されることがあります。必要な薬は症状によって異なります。
汗疱状湿疹に市販薬は使えますか?
軽い湿疹に使用できる市販薬はありますが、特に足では水虫との鑑別が必要です。市販薬で改善しない場合には診察を受けてください。
汗疱状湿疹は何度も繰り返しますか?
再発を繰り返すことがあります。皮膚への刺激などが関係している場合もあるため、治療とともに日常生活での対策も重要です。
汗疱状湿疹は何科に行けばいいですか?
皮膚科などで相談できます。手足の水ぶくれが繰り返す場合や、水虫との違いがわからない場合にも受診してください。