小さい粉瘤の手術費用はいくら?保険適用の料金と受診すべき診療科を解説
粉瘤(ふんりゅう)は数ミリ程度の小さな段階で発見されることも多く、
「小さいうちに取った方がいいのかな?」
「小さい粉瘤なら手術費用は安い?」
「保険適用になるの?」
と疑問に思われる方は少なくありません。実際、小さい粉瘤は炎症を起こす前に摘出することで、
・手術が比較的簡単になる
・傷跡を小さくできる
・再発や感染を防げる
といったメリットがあります。
また、粉瘤は病気として扱われるため、多くの場合は健康保険が適用されます。
この記事では、小さい粉瘤の手術費用や切開排膿の費用、受診すべき診療科について皮膚科専門医の視点から詳しく解説します。
保険適用!小さい粉瘤の手術費用

粉瘤は健康保険適用で手術可能です。
費用は主に、
・粉瘤の大きさ
・発生部位
・病理検査の有無
によって決まります。
保険診療では「露出部」と「非露出部」で点数区分が分かれています。
露出部
露出部とは、
・顔
・首
・前腕
・手
など日常的に露出しやすい部位を指します。
医療現場では「Tシャツを着た時に出ている場所」イコール露出部と表現されるので分かりやすいと思います。
小さい粉瘤であっても摘出術として算定され、3割負担の場合は数千円程度になることが一般的です。病理検査(顕微鏡で細かく行う組織検査)を行う場合は別途費用が加算されます。
非露出部
非露出部とは、
・胸
・腹部
・背中
・お尻
・太もも
など衣類で隠れる部位を指します。こちらも保険適用で手術可能です。
小型の粉瘤であれば、多くの場合は数千円程度の自己負担で治療できます。
ただし、
・複数個同時摘出
・病理検査
・処置内容
によって費用は変動します。
※実際の費用は診察時にご案内いたします。
粉瘤の切開排膿手術の費用

炎症を起こした粉瘤では、
まず膿を出す処置(切開排膿)
を行うことがあります。
切開排膿は粉瘤を根本的に治す手術ではありませんが、
・痛み
・腫れ
・熱感
を改善するために非常に有効です。
こちらも健康保険適用となり、
一般的には数千円程度の自己負担になることが多いです。
ただし切開排膿のみでは袋が残るため、
後日あらためて粉瘤摘出術が必要になる場合があります。
粉瘤は何科に行くべきか?各科の違い

皮膚科
皮膚科では、一般的に
- 診断
- 抗生剤処方
- 炎症管理
- 切開排膿
- 局所麻酔の小手術
を中心に行います。「粉瘤かもしれない」と悩んだ場合は皮膚科を受診しましょう。施設によっては摘出手術も可能ですが、手術設備や対応範囲は医療機関によって異なります。
あいちビューティークリニックでは袋を取る根治手術まで対応可能です。
形成外科
形成外科では、大きめの粉瘤や再発例などの対応が可能で、袋摘出術に準じた根治手術が可能です。
特に、
- 顔
- 首
- 耳
- 脇
- デリケートゾーン
など傷跡が大きく残りそうな部位では形成外科が適しています。
Q&A
小さい粉瘤が複数あるのですが、一度に複数個を手術で取る際の費用感が知りたいです
複数個を同日に摘出することは可能です。
費用は、
- 個数
- 大きさ
- 発生部位
によって変わります。保険診療では複数病変の算定ルールがあるため、単純に1個分の費用×個数にはならない場合もあります。正確な費用は診察後にお伝えできますが、多くの場合は保険適用で治療可能です。
粉瘤らしき小さいできものがあります。診断の結果、粉瘤では無かった場合、手術で何かしらの治療した際、粉瘤手術以上に料金がかかるものはありますか?どのくらいお金に余裕を持って行ったらいいでしょうか?
しこりの正体によっては、
- 脂肪腫
- 石灰化病変
- 皮膚腫瘍
などである場合があります。良性腫瘍であれば、多くは保険適用となり、粉瘤でもそれ以外のできものでて費用は変わりません。
病変の大きさや部位によってのみ費用は変わりますが、一般的な小手術であれば数千円か2万円程度で大幅に高額になるケースは多くありません。
ただし病理検査や追加検査が必要になる場合もあるため、多少余裕を持って受診されると安心でしょう。
粉瘤手術をする際、大きな病院とクリニックでは費用は違うのでしょうか?
保険診療の手術費用は全国共通の診療報酬制度によって決められています。そのため、同じ保険診療内容であれば基本的な手術費用は大きく変わりません。
ただし、
- 初診料
- 再診料
- 病理検査
- 紹介状の有無
などによって総額には多少の違いが出ることがあります。
まとめ
小さい粉瘤でも、放置すると炎症や感染を起こし、大きくなる可能性があります。粉瘤は健康保険適用で治療できる病気であり、小さいうちに摘出することで、
- 傷を小さくできる
- 手術負担を軽減できる
- 再発リスクを減らせる
というメリットがあります。
また、抗生剤や切開排膿だけでは袋が残るため、根本的な治療を希望する場合は摘出手術が必要です。小さいしこりでも気になる場合は、早めにあいちビューティークリニックへご相談ください。